新型コロナウイルス感染症についての経過ご報告
2022年8月25日発表分
院長 小川祐輔
当院ではその後の合計で入所者様21名/複数の医師を含めスタッフ15名が感染し、県からクラスターと認定されました。
保健所/県/市/医師会/静岡県病院協会などと協力し、これまで以上に感染症対策をおこないました。
発症した入所者様は1つの療養棟に限られ、この数日は新規の発症はなく、感染は収束に向かっていると考えられます。順次 隔離を解除しています。
時を同じくして全国的に感染者が急増し、多くの病院/介護施設での窮状が伝えられています。静岡県でも救急や手術を扱う総合病院から慢性期病院に患者をスムーズに移すことができず、 県知事からも早急に受け入れるよう要請されています。
このため静岡県の医療全体を救うべく、感染者の出ていない病棟/療養棟での新規入院受け入れを決定しました。今後は隔離がある病棟でも、感染管理をしながら受け入れる必要があると考えています。
今回、当該療養棟では、スタッフの半数以上がコロナで次々と倒れ、 残された有志が力を振り絞って患者様の看介護/治療に当たってきました。
院長として、勇敢な仲間をたたえたいと思います。
また、さまざまな業者様にも温かい支援をいただいたことに感謝いたします。
面会は今後も完全禁止といたします。
今回収束しても、同じようなパンデミックは必ず再び起こるでしょう。
その時は今回の経験を生かして、粛々と対応いたします。
皆様の御理解と御協力をお願いいたします。