<介護医療院>創設のお知らせ

<介護医療院>創設のお知らせ
令和3年(2021年)525日 静岡瀬名病院 院長  小川 祐輔

梅雨の走りかと思うような日々が続いておりますが、皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
さて、令和3年(2021年)6月1日より当院の2階病棟と3階病棟は、国の方針により新たに創設された <介護医療院>として飛躍いたします。

介護医療院とは、平成30年(2018年)4月1日から新たに創設された介護保険施設です。
これは<日常的な医学管理>や<看取りやターミナルケア>などの医療機能と、<生活施設>としての機能を兼ね備えた施設です。長期にわたり療養が必要な要介護者に対して、<長期療養のための医療>と<日常生活上の支援>を一体的に提供します。
北館病棟は、これまで通り介護療養型の病棟となります。

正式な名称は<静岡瀬名病院 介護医療院>となりますが、これまで通りの <静岡瀬名病院> を通称として使用できます。
これまでの介護療養型医療施設と変わることは、主に以下のようになります。

*利用料:介護度、居室形態、負担割合によって増額します。
*介護医療院は病院ではなく、長期療養を受けながら生活する施設です。
呼び方は入院患者様でなく利用者様になります。
*プライバシーへの配慮のため、各部屋につい立て(パーティション)を設置します。
これにより長期療養にふさわしい空間を作ります。
*<介護医療院>として各種の書類を作成します。

それ以外はこれまでの静岡瀬名病院と、ほぼ同様です。

*医師や看護師、介護士の配置が義務付けられており、毎日の医療や介護は同じく行います。
*入院期間に制限はありません。
*要介護1から5の方が対象です。
*リハビリテーション、レクリエーション、食堂でのお食事も行います。
*看取りやターミナルケアの対応も行います。

介護医療院は住まいと生活を医療が支える新しいモデルとして創設された施設です。
利用者様のプライバシー保持と自立支援を理念に掲げています。
また地域に貢献し、開かれた施設としての役割も期待されています。
静岡瀬名病院 介護医療院は今後も、要介護高齢者の方々の生活を医療と介護で支える施設として、 地域に貢献できるよう努めてまいります。

どうぞよろしくお願いいたします。

                                 以上

タイトルとURLをコピーしました